第三者保守による
ITインフラ課題解決コラム

第三者保守のメリットとは?
メーカー保守との違い・注意点・選び方を解説

メーカー保守の終了(EOSL)が近づき、保守の延長を打診したところ、想定以上の見積もりが提示された――そんな場面で選択肢に挙がるのが第三者保守です。
ただ「メーカー以外に任せて大丈夫なのか」「対応品質は落ちないか」という不安もつきまといます。
この記事では、第三者保守のメリットをメーカー保守との違いから整理し、見落としがちな注意点や失敗しない業者の選び方まで、導入を判断するための材料をまとめます。

この記事で分かること
第三者保守の主なメリットと、メーカー保守と同等程度のコストで予算の見通しを立てやすい理由 導入前に押さえておきたい注意点(部品調達・品質のばらつき・保証との関係など) 失敗しないための業者選びの判断軸

第三者保守の4つのメリット

第三者保守とは、メーカー以外の専門業者が提供するハードウェア保守サービスです。
ここでは、導入を検討するうえで押さえておきたい4つのメリットを整理します。

費用の内訳が明確で、予算の見通しを立てやすい

第三者保守の費用は、メーカー保守と比べて大幅に安くなるとは限りません。
契約台数や機器構成によっては同等程度の水準になることが多く、保守部材を調達する必要があるため、案件によってはメーカー保守より割高になる場合もあります。
一方で、保守内容を積み上げて個別に見積もる方式が一般的なため、費用の内訳が明確になりやすいという利点があります。
「何にいくらかかっているのか」が把握しやすく、予算計画に組み込む際にも説明がしやすくなります。
また、機器を延命してリプレースの回数を減らせれば、更改にかかる初期投資やシステム移行の工数を含めた総合的なコストを抑えられる可能性があります。
費用は対象機器の種類や台数、SLA(Service Level Agreement)の設定によって変動するため、比較検討する際は複数社から見積もりを取得するのが現実的です。

EOSL後も既存機器を継続して使える

メーカー保守が終了すると、部品の供給や修理対応を受けられなくなり、障害が起きた際のリスクが高まります。
第三者保守を利用すれば、EOSL後も部品調達や修理対応を受けられるため、まだ十分に稼働できる機器を手放さずに延命できます。
近年のサーバーやストレージは平均故障間隔(MTBF)が長くなる傾向にあり、保守期限が切れた後もパフォーマンスが大きく落ちるわけではありません。
5〜6年でEOSLを迎えても、実際にはそれ以上稼働可能な機器は多く存在します。
リプレースとなれば新規機器の調達費用だけでなく、システム移行にかかる工数やリスクも発生します。
第三者保守で機器を延命することで、こうした初期投資や移行リスクを一定期間先送りできるのは大きなメリットです。

システム更改のタイミングを自社で決められる

メーカーに保守の延長を交渉しても、部品の枯渇を理由に断られたり、「在庫がなくなり次第終了」という条件付きでの対応になるケースがあります。
こうした状況では、更改の時期をメーカー側の都合に左右されてしまいがちです。
さらに、昨今はIT機器を取り巻く調達環境が大きく変わっています。
AI需要の急拡大を背景に、サーバー用メモリ(DRAM)の価格は2025年後半から急騰しており、2026年第1四半期には前四半期比で80〜90%の上昇を記録しました。
一部のサーバー用メモリモジュールは半年で価格が2倍以上に跳ね上がったとの報告もあります。
こうした部材価格の高騰は、リプレース計画そのものの見直しを迫られる要因にもなっています。
「更改時期が来たから入れ替えよう」と思っても、想定していた予算では同じスペックの機器すら調達できないという事態が現実に起きているのです。
参照元:セミコンポータル
参照元:@IT

第三者保守を活用すれば、メーカーのEOSLスケジュールや部材市況に振り回されず、自社の予算や事業計画に合わせたタイミングで更改を進められます。
複数システムのEOSL時期がずれている場合でも、第三者保守で保守終了日を揃えて、次回の更改を一括で実施するといった使い方も可能でしょう。

複数メーカーの機器を一つの窓口で管理できる

企業のIT環境では、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器がそれぞれ別のメーカー製品で構成されていることが珍しくありません。
メーカーごとに保守契約を結び、問い合わせ先が分かれていると、障害発生時の切り分けや連絡が煩雑になります。
マルチベンダー対応の第三者保守を利用すれば、複数メーカーの機器に対する保守窓口を一本化できます。
障害が発生した際にも「どのメーカーに連絡すべきか」を判断する手間がなくなり、復旧までの初動が早まることも期待できるでしょう。
また、運用負荷の軽減に加えて契約の更新時期や保守対象機器の一覧を一元管理できるため、管理工数の削減にも寄与するでしょう。

導入前に押さえたい第三者保守の注意点

第三者保守はあくまでも次の更改までの「つなぎ」であり、中長期のシステム移行計画とセットで考えるのが前提です。
メリットだけでなく、導入前に確認しておきたい注意点も把握したうえで判断することが重要です。

部品調達に時間がかかる場合がある

第三者保守では、メーカーの純正部品ルートを使えないため、独自の調達網で部品を確保しています。
一般的な機種であれば問題になりにくいものの、古い機器や海外メーカー製、特殊な構成の機材では、部品の入手自体が困難で、障害対応が長引くリスクがあります。
契約前の段階で、自社が使っている機種の部品を確保できる見込みがあるかどうかを確認しておくことが重要です。

業者によって対応品質にばらつきがある

第三者保守業者は、大手から小規模事業者まで幅があり、対応品質にも差があります。
「24時間365日受付」と掲げていても、受付と実際の復旧対応では体制が異なるケースがあるため、見かけの数字だけで判断するのは避けたいところです。
確認すべきポイントは、SLAが契約書レベルで明示されているかどうかです。
「翌営業日対応」「4時間以内に駆けつけ」といった目標が口頭の説明だけでなく、契約条件として記載されているかを確認してください。
また、対応にあたるのが自社エンジニアなのか、再委託等外部エンジニアなのかによっても障害時の対応スピードや情報伝達の精度が変わります。

メーカー保証や契約条件との関係に注意が必要

メーカー保守期間中に第三者保守へ切り替える場合、メーカー側の保証や各種認証、ソフトウェアライセンスの条件に影響が出る可能性があります。
切り替えの前に、既存のメーカー保守契約の内容を確認しておくことが欠かせません。
第三者保守は長ければ数年にわたって利用するケースがあるため、業者の事業継続性もあわせて確認しておくと安心です。
契約実績や拠点数、長期契約に対応しているかどうかも判断材料になります。

失敗しない第三者保守業者の選び方

前章で触れた注意点は、裏を返せば「何を基準に業者を選べばよいか」の判断軸になります。ここでは、業者選定で確認しておきたい3つのポイントを整理します。
なお、EOSL機器は時間が経つほど障害リスクや部品調達の難易度が上がりやすいため、検討を先送りせず、早めに情報収集を進めることをおすすめします。

障害時の対応スピードが明確か

第三者保守を選ぶ際にまず確認したいのが、障害時の対応スピードに関するSLAの設定です。
オンサイト保守のリードタイム(駆けつけまでの目標時間)が明確に定義されているかどうかが、業者選定の基本的な判断軸になります。
理想的には、緊急度に応じて複数のプランから選べる体制が整っていることです。
「最速2時間目標」から「翌営業日対応」まで段階的な選択肢があれば、対象機器の重要度に応じて適切なSLAを設定できます。
また、障害の受付だけでなく、実際の復旧対応まで含めた体制が24時間365日整っているかどうかも確認してください。
受付は24時間でも、対応は翌営業日というケースもあるため、この点は契約書レベルで確認する必要があります。

自社に合った部品の調達・ストック体制があるか

部品の調達力は、第三者保守の品質を左右する要素です。
確認しておきたいのは、部品の管理方式が「共用在庫」なのか「顧客ごとの専用パーツ管理」なのかという点です。
共用在庫方式では、他の顧客の障害対応で在庫が使われてしまい、自社の障害時にパーツが不足するリスクがあります。
一方、顧客専用パーツとして管理されていれば、必要なタイミングで確実に部品が確保されている安心感があります。
さらに、調達した部材に対して検品や品質確認のプロセスがあるかどうかも重要です。
中古市場から調達した部品をそのまま使うのか、自社で検品・エージングを実施してから使用するのかで、修理後の安定性が変わります。

受付から対応まで窓口・エンジニア体制が一貫しているか

障害が発生したとき、一次受付で状況を伝えた後にエスカレーション先が変わり、そのたびに同じ説明を繰り返す――こうした体制では、復旧までの時間がどうしても延びます。
一次受付から技術判断・オンサイト対応までを自社のエンジニアで完結できる体制であれば、障害状況の伝達ロスが少なく、復旧までの時間を短縮しやすくなります。
外注やパートナー経由で対応する体制と比較すると、対応の安定性に差が出やすいポイントです。
あわせて、対応可能なメーカー・機種の幅や、全国の拠点カバー範囲も確認しておくと、自社の環境に合った業者を絞り込みやすくなります。

24時間365日の自社体制でEOSL機器の安定稼働を支えるつなぎ保守

ここまで整理してきた「対応スピード・部品体制・窓口の一貫性」という選び方の軸を、いずれも自社体制で押さえているのが、弊社の第三者保守サービス「つなぎ保守」です。

自社エンジニア常駐のコンタクトセンターで24時間365日対応

つなぎ保守では、コール・コンタクトセンターを自社で運用し、24時間365日の障害受付を行っています。
一次受付から技術判断・オンサイト対応までを自社のエンジニアで完結しているため、パートナーを経由することなく、障害状況を把握したエンジニアがそのまま対応にあたれます。
SLAの異なる4つのオンサイト保守プランを用意しており、最速2時間目標のプランから翌営業日対応のプランまで、対象機器の重要度や予算に合わせて選択いただけます。

顧客専用パーツを最寄り拠点にストック

保守用パーツは、国内外の市場から調達したものを自社内で検品・エージングしたうえで、顧客ごとの専用パーツとして管理しています。
共用在庫ではなく、顧客専用の管理にこだわることで、障害発生時に確実にパーツが使える体制を維持しています。
全国の技術拠点(テクニカルセンター)に専用パーツをストックし、最寄りの拠点を起点にオンサイト対応を行うため、地方に拠点のある企業にも対応しやすい体制です。

国内外の主要メーカーに対応し窓口の一本化も可能

サーバー・ストレージ・ネットワーク機器・テープ装置に加え、PCの保守にも対応しています。
PCの第三者保守まで提供している業者は限られており、「サーバーとあわせてクライアントPCも延命できて助かった」というお声もいただいています。
古い機種やレアな機器にも対応実績があり、複数メーカーの機器が混在する環境でも、保守窓口をまとめて一本化できます。
まずはお気軽に下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
対象機器の構成情報をいただければ、保守の可否とお見積もりをご案内します。

無料見積もり・お問い合わせ 導入事例集も配布中 カタログダウンロード

メーカー問わず・機種問わずで全国対応!
ハードウェアのお困りごと、
お気軽にご相談ください

安心の「延長保守」専業ベンダー

「つなぎ保守」の 7の強み

  1. 1,000社以上の企業様・
    88,000台超の契約実績
  2. 知識と実績を有する
    自社エンジニアが均一な
    技術で対応
  3. 24時間365日!エンジニアと
    話せる障害受付ダイヤル
  4. 国内外の
    主要メーカー・機種に対応
  5. 契約顧客向け!
    専用保守パーツ
    最寄り拠点にストック
  6. ストレージ、ネットワーク機器
    PC等の保守も受託
  7. 日本9都市にある
    テクニカルセンターから全国対応

疑問 を解消!よくある質問Q&A

無料見積もり・お問い合わせ

ご相談・お見積もりは、お問い合わせフォームまたは下記までご連絡ください。
予約制WEB相談・資料請求のお申し込みも承っております。

フォームからのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

【首都圏および全国】
東京本社03-5822-5635

PAGE TOP